「器」


秋の実りを器に盛ろう
名も知らぬ木の実を沢山

この空は縄文の空へと続いている
かつて縄文人は
縄目模様の土器に胡桃やどんぐりなどの
自然の恵みをあふれさせ
喜びの声をあげた
遺跡からはそれらの痕跡が発掘され
DNAが過去を語る

幾千年の歳月を超えて
実りは今も変わらず
人間や動物に恵みを与えてくれる
幾千年の未来へも
この恵みは続くのだろうか
人間の持つ器は
どんな物になっているのだろう
この空はどうなっているのだろう



柴崎昭雄・詩作品


詩の投稿作品


目次へ戻る


●作者へのご感想はこちらへ●