「明日」

答えの出ないブランコに
夕暮れ時を揺れている
なにかをさがして漕いでいる
なんにも見つからないうちに
夕暮れ時は濃くなって
そのうち答えなんかどうでもよくなって
ブランコだけを漕いでいる

答えなんかどうでもよくなって
夕暮れ時に溶けてゆく
なにかに疲れていることが
どうでもよくなってゆく

夕暮れ時が濃くなるほどに
人のかたちになってゆく


川柳作品


柴崎昭雄・詩作品


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