『緑ノ螺旋〜侵食〜』・渚  


それは海の巻き貝

崩れ掛けた巻き貝

それは赤いリボン

リボンが舞う

世界の螺旋階段

石造りの階段


まわる  まわる

からまって  からまって

魂を食らいつづける


それはヒトの心

砕かれたヒトの心

それはちぎれた紙片

潰されたラテン語

街に渦巻く螺旋の陰

ツクラレタ陰


燃えて  燃えて

飛び散って  飛び散って

腐った山羊の肉を切り刻む


それは侵食・・・・・

世界のオモイノママニ・・・・・

くすんだ緑の侵食・・・・・

園を創り始める・・・・・


ここに二つ目の楽園(エデン)が創られた

禁断の樹の下に・・・・・


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詩の投稿作品・1998年後半


詩の投稿作品


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