「猿」熱帯動物園より・鈴木どるかす

わたしの視線を  隣の檻に向けると
とっさに影がおどりあがった
猿の赤いお尻が  なまのお尻が
道のまん中に立っている
わたしたちを目がけて
クライマックスの場所から
アンモニア水をかけてきた
飛沫はわたしのスカートに雨を降らせた
チクショ  バカヤロウ
ショウフノ  コトバヲ
アビセル


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詩の投稿作品・1998年後半


詩の投稿作品


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