「桜散る」・こうせつ

天に向かって立つ木
仰ぎ見る空から一粒の
雨  頬を濡らしどしゃぶり
の雨  瞳に映る花びらの別れ

泣いている空に向かって
叫ぶ  降らないでもう少し
待って  願い虚しく
降り注ぐ悪戯な天の声

虚しく散り  大地に花びら
の残骸が可哀想に雨に打たれ
土に還る瞬間の時を待つ
暫しの出会いに感謝しながら


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詩の投稿作品・1998年前半


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