「やさしいことばよりも」・なっつ


なまみのきもちをあたためて
たまごが
かえるくらいの
あたたかいじはだで
わたしのきもちを
あたためて

たいおんはさがりつづけ
このままではしんでしまうわ

くびをつろうとした
ねくたいのあおいよるのいろが
むねにしみていたい


やさしいことばよりも
ひなどりのように
やさしいことばよりも
はねでおおってほしいときがある


わたしにはそらがみえない
わたしにはゆめはたべられない
かちのないもの
かちのあるもの

あるいてゆくこと
あるいてゆけない


いきることがかこくなことだと
しりすぎたときのつめたさ

はいつくばって
めだけがいつも
らんらんとしんやまでねむれずに


じぶんの
むねのとけいに
ばかり

みみを
かたむけすぎると
ふと
あのよにいきたくなるのよ




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