「通り雨」・なっつ


空が生きていると
想う
いや
人の心の有り様に
尖って見えるのか


尖った空という
とてつもない
空虚が


痛めつける


人の背中を

建物の汚れた
屋根を


よろこぶのは
こども
ひとり
だけ



わーい


通り雨だ


貧しい借家の
はだしのこどもの


サンダルが
かたほう


濡れている




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