「閉じた系」・カテコール


空気を掬い
重みを確かめて
そっと逃がす

在るはずの形が
必要な時には
瓶に閉じこめる

どちらにしても
確認したものは無かった

空間と時間と条件が一致すれば
その瞬間を所有する事が出来る

そう思って
閉じた系を
自分の中に幾つも創り上げた

すると
閉ざされた空間は
独自の時間を進み
もはや開くことが出来なくなっていた

確かに必要な部分ではあったが
閉じた系は
増え続けていく




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