「SOS」・かもいみすず

雲はとっくに荒れていたのだ

気づきたくないか気づかないのだ

雨が降ってはもう遅い


花はとっくに踏まれていたのだ

萎れて枯れて気付いたけれど

見たくないから近づかないのだ


そう 雨だって嵐だって

打ちぬいて叩き潰してしまえ

三猿が住みついたこの身を


酸性雨が本当なら

昔自然だったこの身を

後生だから形残さず溶かしてよ


SOSに気付かない

SOSがわからない



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