「空から降る天使」・星粒


ぴちぴち
囁く小声が流れてくる窓
小鳥よりも、
もっとさんざめく光みたいに
降る
天使がいたのかもしれない


小指で
息をこらしながら
レースのカーテンを開いたら

透明な空からの
天使が
ドロップのかたちになって
この窓に
舞いちってくる

なにか、
いいものをたくさんつめこんだように、

なんて
綺麗に
おいしそうな天使だろう

甘い
のかもしれないけれど、

不思議と
地上におちるときには
天使はふっと
影をひそめてしまう


日が差せば、
籐のワゴンの上に、
そっと咲いた花の
小さな鉢植えに

窓の天使の涙が、

きらきらと
映っている

それは、
地上に染みこみたくない、
天使たちのメッセージ





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