「雫」・カテコール


窓に溜まった透明な雫

静けさの中
必死になって身をこわばらせている
抱え込んだものすべてを
薄い膜に含みながら

もう少し もう少しだけこの場にとどまっていたいと
流れそうな時にしがみついて
ゆっくりと重みを増していくように見えた

雨がやんだ

水は動けなくなって
それきり
輝きは薄れていった





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