「ロビー」・なっつ


ロビー

美術館の中に居て、
わたしは、彫像の有るロビーに居た
そこは、天窓の硝子から、
歌うような緑樹が覗けた

休む、ということを
ほんとうに知るのは、
靴音を静かにしなければならない、
こうした空間だろう

睡蓮の絵を見た日に、
その足で睡蓮のある公園に
足を運ぶ

水彩画の空が、
おいでと手招きして、
だけど、
わたしは地上のひと

もうすこし
この宇宙の一角で、

時に見とれていたい



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