「昨日までの太陽」・星粒


影が射す

どうして
心の空に、ぼんやりと影が射す

昨日、
あんなに柔らかい雲が
薔薇色に染まるのをみたのに


こどもは、言う

学校へ行きたくないよ

わたしは、言う

適当にやりすごせば、いいさ。


ノートも、鉛筆も

漠然とカバンに入っていて、

みんな冷たくなっている。


昨日までの太陽は,

ドコに、隠れちゃったの

神様

わたしのこどもを
あっためてやって


からだに、
痺れるような、
薔薇色の光を
ふりかけてやって!


瞳の硝子に、

ちいちゃな薔薇色が映る。


どこかの家で、
せきばらい一つ

昨日までの太陽じゃないけど、

どうにか
薄桃色が溶け出して、


やがて、
蜜柑色になろうとする


・・・・・
夕陽よりも、
くっきりと




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