「渇望 か自暴か」・蒼夜広助


群がり  這い出し  絶えなく悶え
狂い
皮を 肉を 骨を裂き  喰らう

貪り  咀嚼するも  口の端から零れ落ち
滴れ落ちた  それさえも  奪い合いて喰らう

欲を喰らう  その度に
更なる欲に  身を焦がす

果て無き底は  何処までも深く
一糸の光も  届きはしない

うねりに  生まれ
それを  知りつつ  うねりと化す
生まれながらの  亡者たる  我

斬り裂きて  凍れる思念を持ちて  ゆく
彼の者よ 

汚泥の中で  這い擦る我を

斬り裂き  ゆけ

噴き出る  虚を  眺めながら

我を  嘲笑え

果てに

全ての虚無を流さば
我とて

斬るもの  裂くもの  たりえよう

斬り裂きて   斬り裂きゆきて
凍れる精神と  流れぬ血潮を

我の掌に




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