「1日の終わりに」・星粒


田舎の夜は
月が冴えているにちがいない

残念なことに
美しいものを眺めに
散歩にはいけない


ただゆっくりと
眠りの呼吸に入る
子の傍らで

息をひそめた大地に
響く
コオロギの声を
聞いている


音楽会に
行かれない私にとって

自然のいとなみが
音楽であるから
1日の
終末をみおくりながら

これほどに
沁みるのだろう




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