「義母がきた」・ほしつぶ


こういう日に限って、
窓は開け放ち、
音を立てて、皿を洗っていた

義母はたくましい

トラックに乗って参上する

ぜったいに、
アポをとらずに、
ひょっこりくるつむじ風

義母はオレンジジュースを飲む
甘いと文句を
いいながら

庭に植えた、
孫のひまわりの種も、
こんな寒い時に育たないと言う

ああけむったい

しまいには、
孫の記念樹の桜が
ひん曲がって生えているのに
腹を立て、
わたしは口篭もり
しらんふりをする

義母

ははとよぶが、
ははでない

たまに逢っても、
この始末

食事にさそわれても、
じょうだんじゃない

かちこち凍った
氷みたいに、
手足も痺れて
味などワカラン


嫌いじゃないのよおかあさん

さっぱりしているおかあさん

文句を言うなら、

あなたが育てて

あなたの孫を

ご自分の手で

         電話をしてからきてちょうだい
勝手にお庭に植えないで
菜っ葉に、みょうがに、ねぎなんて、

わたしは
「お花」を
植えたいの!!」」




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