「街灯」・カテコール


その街灯は確かに存在するのだ
と思う

車も通れぬような細い道を
ほのかに照らす
ボロボロの木でできた街灯

そこにひっそりと佇む僕は
淋しげな街灯に
そっと触れる

そんな夢を何度も見て
遠い記憶の中にある街灯が
同じ街灯であると
何となくそう思う

曇った夢と
曇った記憶の中に存在する街灯
そこは無意識の中にあって
気持ちを穏やかにしてくれる空間

求めずにはいられないその場所へ
いつかはたどり着くことを願って

また同じ夢を見る

夜



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