「青が散る」・カテコール


心地よい風と
暖かい光
こみ上げてくる笑いと
広がりすぎた幸福

空があまりにも広くて
道がどこまでも続くので
僕は大きく息を吸い込んで
涙が出るまで大声で笑った

ひんやりとした地面を
そっと照らす木漏れ日
静かに進む時間の中で
僕はいつまでも眠っていた

ああ、知らなかったんだ
僕は本当に知らなかったんだ
いいようのない焦りを感じながら
僕はむなしく叫んでみた

どんよりとした空に
なま暖かい風
動き出した時間の中で
僕はいつまでも泣き続けた

そうして僕は、悲しみに気がついた



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