「雨」・蒼夜広助


連なり  拡がりゆく  
微かなる  流すものよ
いつかも  そうであった様に
今日逢った  君もまた
誘いの唄を  囁き始める

いつかの  鬱屈とした飾りは  見えず
結び目を ようやくほどいたかの様な
透き抜ける  微笑みが  揺れている

静かに微笑み  囁く  君よ
誘うは  我だけか

ふとした躊躇いは  標の様に  我を導く
優しい響きが香り  滴の腕が包み込む

君に抱かれるのも  良いだろう

その  優しき微笑みが
その  静かな声音が

染み込んでゆく...





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