木馬館7月歌会入選結果

この度は木馬館句会にご参加いただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。お陰さまで無事に句会を終えることができました。行き届かないところも多々あったと思いますが、今後ともよろしくお願い致します。

●投稿者数20名、総数35首。選者23名。
●敬称略。採点方法、同点の場合、「★」特選歌、投稿順優先。得点の内容(★特選2点、入選1点)。

■大賞
023 寄り添って恋の行く末案じてる離れぬように裂かれぬように  巻坊
(★飛遊夢)(★浪漫)(★義子)(★雅子)(学)(靜) 10点
■準賞

007 あのころは一緒にいてもいたかったジイシキカジョーな15の恋  あいら
(★学)(★ゆうこ)(★ぴーろこ)(小僧)(進)(巻坊) 9点

■秀逸

030 転がって水の流れにユラユラと擽っている互いの心  メロ
(★美代子)(★あいら)(義子)(矢島) 6点

016 ころがってころがってなお流されて 渦のただ中回り続ける  春霞
(★逸)(美代子)(義子)(雅子)(矢島) 6点

010 黒々と棘を並べて守りいる悲しいまでに愛しい我が身  さるた
(美代子)(小僧)(浪漫)(太郎)(ゆうこ)(モン太) 6点

034 再会をしてもつまらぬジャブばかり出して裸になれない二人  丸山 進
(学)(飛遊夢)(祖父川)(艶)(ぴーろこ)(逸) 6点

028 放射する憎悪の棘のその裏の虚ろな自我に気付かぬ二人  さるた
(★小僧)(★巻坊)(進) 5点

029 海の鞠まっくろきれいじゃないのはねその手に星を隠しているから   のんぴ
(★進)(★みや)(矢島) 5点

008 海底の草の林に抱きついて 泣きたいような月夜の海栗だ  まなぶ
(★矢島)(長澤)(ぴーろこ)(楽生) 5点

018 故郷に錦を飾る夢も消え不発弾として水底にいる  丸山 進
(★春霞)(あいら)(巻坊)(楽生) 5点

009 惹かれ合うこころ裏腹自らの棘を立てては棘立てられて  順次
(祖父川)(雅子)(ゆうこ)(みや)(逸) 5点

015 この世をば偲ぶ姿の仮衣あまりと言へば無残なりけり  美代子
(学)(飛遊夢)(春霞)(モン太)(逸) 5点

■入選

033 瞬きも許さぬ早さで寄せ返す波に負けまじ君を守らん  響姫
(★太郎)(★モン太) 4点

026 大声で 兄弟げんかも するけれど 並んでお風呂 2人は仲良し  あいら
(★祖父川)(義子)(春霞) 4点

003 今もまだ覚えているのこの胸にとげの刺さったあの日の痛み  巻坊
(美代子)(浪漫)(雅子)(靜) 4点

019 ひんやりと沈む太陽見つめつつ我盗人の接吻交わす  kyouka
(★楽生)(みや) 3点

032 いったい幾つ指輪が欲しいのかい 頭を丸めるから許してよ  春霞
(艶)(太郎)(みや) 3点

035 ほろ苦いあの青春の思い出は   夕焼けを見た海辺の匂い  真田義子
(浪漫)(春霞)(靜) 3点

005 口開けの朝にあうんが舟をだし豊かな海にお神酒捧げる  鹿野太郎
(★艶) 2点

031 薔薇の花棘ひたすらに隠してるうにの一途さ胸を打つなり  美代子
(★靜) 2点

004 痛いから刺すから君の過去の傷触れないけれどそばにいるから  ぴーろこ
(小僧)(巻坊) 2点

011 墨色の千のおててを描いたのは海の潮風夜の海  のんぴ
(ぴーろこ)(楽生) 2点

002 コンクリの上に棘立つ黒塊や 人の心もこれに似たりか  虎狼
(モン太) 1点

022 海女によりあげられしウニここ並ぶ これを食べるは如何なる人か  虎狼
(太郎) 1点

024 難しい君と僕とのディスタンス踏み出さないと進めないから  ぴーろこ
(艶) 1点

012 とげとげの 殻にくるまるわた雲は やまぶき色の 夏の味覚  すず
(長澤) 1点

014 丸いのに尖っているよ触れない触らせないよ裸の心  メロ
(ゆうこ) 1点

017 「暑いから梅干食べな」と電話するあの日の母が今、ここにいる  響姫
(進) 1点

020 観覧車無口になってゆく二人  夏の終わりの恋の思い出  真田義子
(飛遊夢) 1点


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