★木馬館9月歌会選句評

★評に関する文章のみ掲載させていただきました。またこの他にも、沢山のご意見をいただきました、ありがとうございました。

(掲載は到着順)

上の句を受けて下の句をどう展開されているかで選考しました。
そのしみぐあいかな。
真田義子
難しかったです。十人十色なので、自分なりに選びました。
金盞花
短歌の選は初めての事でして、よく解りませんが、グッときた句を選んでみました。
鹿野太郎
特選に選んだ歌は、題に違わず、祭りのの神輿に例えた人生路を巧みに表現しているのが素晴らしいと思いました。
亦紅
「揺さぶりて担ぐお神輿幼なきの明日は男の双肩にあり」
明日へ勢いを託しているところがとてもいいなと思いました。
「がむしゃらに担ぐ神輿の心意気揺れる心もいつしか忘れ」
臨場感が伝わってきます。気持ちの流れが巧いなと感じました。
「いつの間に風向き変えた祭り笛 そして再び歩き始めた」
風向き変え、再び歩く…画像のイメージを大きく捉えていると思います。
「癌告知冷たい部屋の片隅で祭の笛を遠く聞いてる」
この画像から静を詠われていて、心に響きます。心情をありのままに置いているところに魅かれました。
巻坊
特選014: 作品に一通り目を通したとき、一番心の奥深くに入ってきました。理屈は抜きに、素晴らしい歌だと思いました。
005: 「そして再び…」 に物寂しさと、それでも前進する強い決意を感じました。
019: 華やかで、どこか温かい雰囲気のあるお祭りと、「冷たい」の対比が印象的です。「遠く聞いてる」が決して戻ることの無い時間の無情さを表していて、ずっしりと受け止めました。
028: 身に纏った母の愛情が、これから先吹くであろう、世間の冷たい風をも和らげてくれるのでしょう。優しくて、温かい歌だと感じました。
みや
003故郷の茜の空は淋しくて母の背中にしがみついてる
決してふるさとが淋しい空でなかったと思う。ただ母の背のぬくもりだけを
感じてたいのだろう。幼子にとっては「茜空」は特別恐い存在だと思います。
008神輿担ぐ逞し姿目に浮かべ君のふるさと今降り立ちぬ
はじめて目にする違う君、別人の君に出会えたのだろう。回想として懐かしくもあり恥らう心の揺れにハッと驚いて居る様にも見える。
019癌告知冷たい部屋の片隅で祭の笛を遠く聞いてる
居たたまれない句であるが、笛の音でホット息をつかせてくれる そな不陰気が伝わってきます。冷たい所から日の当たる場所へと抜け出して帰そうです。
028夜鍋して縫いしハッピの目に沁みる子の袖過ぎる風の優しき
型紙から起こしている作業が目に浮かぶ。ノリがビッシリとかかり母の手と児の手が一緒に袖を通す光景がする。それが優しい風とした
作者の意図ではないかなぁとおもいました。
短歌も難しいものですね。勉強になりました。みなさんありがとうございました。byみや
丸山 進
028夜鍋して縫いしハッピの目に沁みる子の袖過ぎる風の優しき
いつの世も母はやさしい。
008神輿担ぐ逞し姿目に浮かべ君のふるさと今降り立ちぬ
若者の純な気持ちが出てる。
010神輿来しお祭り女の母偲ぶひばりの歌をボリューム上げて
この母にしてこの子あり、の感じで明るく微笑ましい。
019癌告知冷たい部屋の片隅で祭の笛を遠く聞いてる
心情がじんと伝わる秀句だと思うが、イメージ画像とは多少ギャップありか。
それで特選には出来なかった。

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