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●投句者数60名、総数111句。選句者44名。 |
■大賞 |
018 星ひとつ掲げて僕の無限大 風詩 |
■準賞 |
027 空に穴あけて天女の覗き窓 黒兎 008 コノホシハ ダイブ ヨワッテイルヨウダ 中村進一 |
■秀逸 |
067 ポン菓子のかけらが逃げて行った空 ひなこ 053 屋根裏でガリレイが解く地動説 中前棋人 077 人間の平方根は月である さしりおん 031 踊るには月のワルツが遠すぎる 孝井 栞 100 何もかも忘れて生きるこの街で 真田義子 109 夕焼けを見ていていつも遅れる子 えいら 015 天よ地よ恋するぼくが此処にいる 雅昭 |
■入選 |
006 夕鶴を編み込んでゆく夏銀河 みや 021 この空に溶かしてしまえ哀しみを 五月猫 026 碧空に伸ばす酸素吸入器 杵島太郎 034 八月の雲を忘れぬ昼の月 ええ一 045 ほらここに行方不明の僕がいる 真田義子 108 転落の始めもこんな朝だった 丸山 進 111 UFOに見られたくない物ばかり はがくれ 040 青空の穴はあいつのホームラン MUH 025 青空が好きなのび太という仇名 古俣 麻子 033 傾いた空へ伸びてる滑走路 上野楽生 107 人間の星だと誰が決めたんだ 中前棋人 063 傾いてコンビニに行く遅い朝 小島 百惠 014 大空に透かし自責の念癒える 水品団石 037 プチプチとつぶす空一杯のプチプチ ええ一 043 かまきりが悪巧みする昼の月 テツ 078 義理という重りはずして飛んでみる 五月猫 044 はぐれ鳥一番星に道を聞き 観紅楼 052 宇宙葬青い地球が見えてから YASU 003 夏花火ラムネの音色懐かしむ 山南薫 028 星と鳥愛と平和を語り合う すみ 092 パニックの雨乞いカエル合唱団 龍 050 青空に君の笑顔と花を描く 鞠 062 わずらはしい事など知らぬ青い空 斜読 071 上向こう涙を少し我慢して 水品団石 009 眠む眠む眠む東北管区気象台 ひなこ 075 気遣いも要らない我が家五つ星 風詩 076 カモメの一羽絵本より消えにけり 学 079 訪問の看護婦と見る澄んだ空 鹿野太郎 081 夕暮れは少し懐かしさをくれる 艶 085 がんばれよ鳥よお前も独りかい すみ 086 じれったい角を楊子で突つきたい 和子 035 ゆったりと 風に任せて 飛びたいな 真知子 093 気兼ねなんかしない私の空だもの 唐木ひさ子 094 45°傾けて見りゃ美人妻 巻坊 096 やわらかな絵筆が躍る旅の空 秀坊 046 空は鳥のもの涙はボクのもの ひとり静 048 疑問符の矢に射貫かれて廻る独楽 やすし 104 玉音の無い八月の空の音 山本 トラ夫 057 追いかけている途中です恋の月 昭雄 002 青い空夢は宇宙に広がりて 斜読 005 地震雲 むかしのひとを想い出す 小島 百惠 066 わーすごい ゴジラの打った ホームラン 中村進一 011 たそがれて尚諦めぬ明日をまつ 美代子 016 サングラス今宵鴉になるつもり 橋立英樹 073 あかつきの郭公ネガは反転し 橋立英樹 017 頬っぺたに昨日一粒今日三粒 佳 019 空いつも何も語らず北の果 学 020 蕎麦すする月が刺さったぼんのくぼ さしりおん 022 大空が藁をも掴む手を握る 鹿野太郎 023 あおむけに靴脱がされし熱中症 矢島孝胤 083 八月の蒼の記憶が戻らない 杵島太郎 084 UFOかいいえあなたに弾む毬 黒兎 030 傾いた心も平等に照らす 金盞花 087 ふて寝して一番星を見上げてる 金盞花 032 糸切れた風船高く舞い上がり mai@ 036 はしゃぎ過ぎた空に刺さっているガラス 龍 042 シリウスを妬む 淋しくないか 月 荻田飛遊夢 097 漆黒の夜が来たなら泣けるのに 荻田飛遊夢 098 ひとり旅鞄の中はチョコレート テツ 101 空遠く鳥はいつでも満たされぬ ひとり静 054 欲のない鳩だ神になるつもりか 丸山 進 059 夕やけの向こうにのぼる笛太鼓 真理にゃんこ 060 画用紙の汚点を今もむしかえす 山本 野次馬 |