★木馬館06年7月句会選句評

★評に関する文章のみ掲載させていただきました。またこの他にも、沢山のご意見をいただきました、ありがとうございました。

(掲載は到着順)

我楽太
113 発想がすばらしい。前に広がっていく感じがすごくいいです。
希望が持てていいです。
034 「水たまり」とてやっぱし青い空にあこがれると思うという事はむしろ詠み手が空の青さにこだわっているというのが表れていて素直にうまいなぁと思いました。
043 やっぱしその悲しさを感じずにはいられませんね。。。
1文読んだだけでドラマを感じました。
010 (特選かどうかで悩みました)
水溜りをのぞいてしまったらなんだか子供の頃にかえれるような気がして、懐かしさと切なさを感じました。
美代子
色々迷いましたが断然これに決めました。
亦紅

023(特選句)
郷愁とブランコの大きさが感覚として伝わる、かわいらしい句だと思いました。「おじいちゃん」がとてもいいです。
024
前向きな力を柔らかく表現されているところに惹かれました。希望がありますね。
087
ブランコの持つセピア色の色彩が爽やかに歌われていて好きです。
046
発想の面白さに脱帽です。小さきものの無限性を改めて感じました。

鹿野 椿
心を込めて選をしました。
J子
一句目 夕立と水溜りと涙を連想したから。
二句目 清純さを乗り越えてしまったところの大人の入り口が上手く表わされてる。
三句目 水溜りが泣くだけ泣いた涙を上手く表現でき、分かれた後のブランコの静けさが上手く詠まれている。
鹿野太郎
発表が楽しみです。
小僧
061 微笑ましく、作者のあったかい眼を感じます。
045 発想の面白さを買いました。なお、042と同想だと思いますが、静的に説明するだけでなく、そこにひとの心が入っているこちらをより良しとします。
055 二つのブランコ、或いは二つの水たまりが静かに動かず並んでいる姿に仲の良い二人の静かな語らいをみます。
116 お空の返事、それとも地面の返事? いずれにせよ大らかな気分での返事ですね。「ぽっかり」の効果?
橋立英樹
特選句100一見平凡だがこう詠まれてみると、なんともノスタルジック。過去形でも良かったかも。 031こんな思い出ありますよね。034まだ句に改良の余地があるが素直。116ぽっかりがステレオタイプ過ぎる気がするが、よく解る句。
逸玉弐家荷禄
口語体の句は嫌いではないが、大のオトナが「作ったよ」とか「なかったね」とか「あったんだ」という“コドモ系タメ口”で句を仕上げるのはどうかなと思う(本当にお子様だったら失礼)。
“純粋さ”をアピールする小道具に使っているのなら、逆にオトナの浅ましさが見えて不快。
それにしても口語体の句が多い。変な流行り。
テツ
いつもながら迷いました。
可福
目ン玉の様な水たまり、カッパのよう 昨夜は雨だったのか。
ええ一
選び終わってから見ると 4句とも恋の句になりました。
特選の句はイメージからの距離感が好きです!
YASU
「お静かに」のフレーズはどこかで見たような気がしますが、水鏡から4次元への展開はお見事!
若芽
傑作揃いで、選句に戸惑いました。
鷲谷芝嵐
皆さん上手なので、選句は迷いに迷いました。
逸星
特選句 ねぇブランなんだいランコ言ったやら
発想の豊かさに脱帽した。言葉遊びではとの反論もありそうだが、
若い男女の愛の会話を身近に感じさせるとともに、何か夢のあり
そうな物語を想像させて楽しい気分になった。
夏野ひかり
特選 梅雨明けや虫干しするか水の星
温暖化のせいか、今年も嫌になるくらい雨が降りました。
被害に遭われた地域にお住まいの方にはもうなんと言えばいいのか。
虫干しくらいではどうしようもないけれど・・・
虫干しにくらくらしました(^^)
うたたね
句に内包された郷愁に惹かれることを、選句を通して再確認しました。
特選句は、マイナスのイメージが付きまとう「影」を、喜びの表象として用いた着眼に感心しました。「けり」が、ブランコをこぐ、その頂点での足のピーンと張った感じを連想させて、句の躍動に寄与しているところもうまいと思います。
きゅう
032 水たまりもうしがらみは棄てている
ブランコに乗るときというのは人それぞれであろうが、
大人が乗るとき等は、やや感傷に浸っている場合が多いのではないだろうか?
写真は、みずたまりの上にブランコが停まっている状態、みずたまりに
写った姿を作者は感傷的に捉え、捨てきれぬ「しがらみ」を持て余しているのであろう、「棄てたはず」とせず「棄てている」としたことで句に説得力が出た。
秀逸である。
黒兎
多くの句の中からの苦渋の選択、明るい句を特選にいただきました。
杵島太郎
特選句は平易な言葉で端正に仕上がっています。厳しい現実をまさぐっている作者の心境を窺い知ることが出来ます。
入選1句目は作者の開き直りが明確であり、入選二句目と三句目はブランコと水たまりの中に上手く作品を投げ込んでいて軽快です。
中ちょう
波乱万丈今は幸せしかし年取りました。
山本野次馬
今回も、楽しい句会で大変勉強になりました。
観紅楼
今回は自分のも含めてこれはというのは見つかりませんでした。
えいら
015 夕立の中なら泣ける声あげて
 ずぶ濡れになって大声で泣くことの、ああ法悦よ。
075 あの頃はまだライバルじゃなかったね
 ライバルだと、だんだん気がついて行くことの苦味を思い出しました。
082 モルディブへ水溜りからダイビング
 モルディブとはなんとまあ! 飛び込んだら確かにあそこしか出口がありません。
100 ふたりなら飛べる気がする青い空
 前は二人で水の上を走ったっけ。今度は空か。飛ぶべ! かあちゃん。

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