★木馬館06年1月句会選句評

★評に関する文章のみ掲載させていただきました。またこの他にも、沢山のご意見をいただきました、ありがとうございました。

(掲載は到着順)

テツ
特選句は「春」と詠んだところがいいですね。辺りがほんのり暖かくなった感じ。この時節、期待と希望を感じました。入選三句は「雪」の字の無いものを。他に19、54、72、102も良いと思いました。今回も選句悩みました。
山南薫
こちらは数が多いので、4つに絞るのも大変だったし、どちらを特選にするかも、結構迷いました.冬将軍を押したかったのですが、どうしても春を待つ気分が強い今、春よ、来い♪ですね。
有山 九世

051・彼の彼女に対する想いがじゅうぶん伝わって来ますね。

小僧
写真(図)の説明だけに終わって無いこと。写真(図)と付かず離れずの所で成立していること。一つの句的空間が出来ていること。といった基準で選びました。
やすし
句に込められた「思い」を見逃していないか、繰り返し読んで
6句を残し、2句削らざるを得なかったことが心残りです。
065 と 105 も、私の中では入選であります。
045 昨夜から行方不明の組合長
なぜか気になります。みつかったんかなぁ?
芳子
南国育ちの私にはイメージがわきませんでしたが。
皆さんの句を楽しませて頂きました。
上の4句が心に残りました。
有難うございました。
可福
青空が気が付かなかった。 ここもポイントの一つかな
 バス停の標識がおみやげ(お団子か?)にも見える
45 昨夜から行方不明の組合長
印象吟と言うよりは、課題「雪」的作品の多い中で、この句の雪離れに敬服する。
雪にも停留所にも何も触れていないが、雪の下にあるであろう葛藤が明瞭に浮かび上がって、行方不明の闇の深さを想像させてくれる。
丸山 進
079 ハミングのリズムが狂う抽象画
リズムの狂い方が想定外でしたので、特選にしてしまいました。
真田義子
なかなか選句は難しいでした。
みなさんがどんな句を選んでいるかも
楽しみがあります。
橋立英樹
019 特選句は今回迷いましたが、すんなりとノド越しの良いもの、かついい日本酒のように少し後口の良いものを選びました。雪のことを少し忘れて屋内で仕事などしていて、ふと外を見ると想像していたよりずい分と雪が積もっている。確かにそんな風に心に積もる思いもありますね。
023 雪女を見ている私(女性の目から見ているのだろうか)の存在がどう関連するのかそれとも関連がないのか気になりますが面白い。
044 痛いところに降る雪だから、一見冷酷な無機質な雪でもよさそうだが、この場合は優しくふわふわと降りつもる雪を想像して面白かった。
093 雪だるまのあの気難しい頑固者の顔が浮かんできて面白い。しかしなんで雪だるまは誰が作っても何故あのような気難しい顔になるのだろうか。
あいら
35番、雪の間に青空が見えると、子供も犬も、大人も外に出ずにはいられません。子どもと子犬は雪遊び、大人は雪かきですが・・・。
96番、雪に埋もれていても日が差してくれるのが、いいなあと。
金盞花
いつもの事ですが、一つの絵で こんなにも色々な句が出来る・・・
皆さんの想像力に感心しています。とっても勉強になります。
えいら
019 言い過ぎてしまった胸に積もる雪
「すまなかった」という思いはつのるばかり。一方で未熟な自分を責める己が心が己が身を苛む。ああ雪は降り続く。
041 追憶に独り埋もれている不安
 ぬくぬくと哀しくも甘美な思い出にばかりに耽っていていいのだろうか。もう終わってしまったことは捨てて、新たな一歩を踏み出すときは来ているのに。・・・でも、外は寒いしなあ。
051 きっと来る君を信じてバスを待つ
 もう三回もバスを見送った。次のにはきっと君が乗っているだろう。でもまあ、よく降る雪だ。これじゃ停留所の文字が見えにくかろなあ。大丈夫おれがこうして待っていてやる。
096 私にもきちんと射してくる薄日
 やたら雪は降るし、窓まで積もったその雪が部屋を暗くしている。
 しかし、春は必ず来る。雪も解ける。がんばりましょ。
みや
082 窓に耳つけ雪の溜め息を聴く
こちらまで雪の溜息が聞えてくる、擬人化が効をなしましたね。
本当にそうだと思わせるテクニック。
019 言い過ぎてしまった胸に積もる雪
物凄い心情が伝わってきました。流れるようなリズムが心地よい。
反面切ないこころの機敏な動揺も見え隠れして完敗。
065 キャンパスに無心の色を描き出す
雪=無心をかけるなんて粋な計らいをしますね。現に絵心がある人とみました。
026 生と死のバランスとれぬ青い空
雪をイメージさせられるものです、がどこにも「雪」が無い。上5でなにげなく雪を誘導してることが印象に残りました。降参ですわ
ありがとうございます。
ひなこ
024 想い出だけ抱いてお迎え待ってます
写真から作者がイメージしたものは、おそらく「死」であろう、
だが暗さは感じられない、「想い出だけを抱く」という
表現を入れたことでこの句は優しさに包まれた。良い句ですね。

木馬館句会TOP