★木馬館1月句会選句評

★評に関する文章のみ掲載させていただきました。またこの他にも、沢山のご意見をいただきました、ありがとうございました。

(掲載は到着順)

児玉 霧人
55番。海、鴎、水平線、全ての要素を無理なく入れており、情景が浮かぶ。上五、中七の「身の丈をはかる」という表現に脱帽m(__)m
22番。理屈抜き。川柳(あるいは無季俳句か?)は思った以上に奥深い!
41番。彼方を見る鴎を「左遷」と見るのが新鮮。季語が「辛さ」をより助長していて、ちょっとキツイかな?
美代子
青と白と海鳥の構図を考へました
★特選句03
ゆったりとした全体像からピッタシ感でした。
春霞
人生の悲哀がよく表せている。
古俣 麻子
特選NO.12  耳鳴りは深層水の叫び声
入選1 NO.11  厚化粧したらカラスと気づかない
入選2 NO.28  このごろの君は横顔ばっかりで
<特選句> 写真の表面だけでなく、文字通り、深層まで踏み込んで創作し、とても上手だと思いました。環境汚染の憂いとも、こころの深遠の嘆きとも捉えることのできる句ですね。課題を外しても、すばらしい句だと思います。
まこと
特選61、 入選1  12、 入選2 45。
いづれも図とつかず離れずの作で、句だけでも独立性のあるものを選びました。
天柳
特選雪に立つ海鳥潮に春を訊く
入選1 春よこい翼が凍るその前に
入選2 冬の海孤高衒えば足が冷え
あの写真を見て感じたままを素直に表現していると思いました、ただ入選二句目の句には電子辞書引き引き読みました私には難しい句でした
上野楽生
特選きれいごと並べて海は凪いでいる
入選1 ひとり旅あたたかい風知りました
入選2 海に来て碧に溶かせていく涙
特選句は今回のイメージ写真にぴったりだと思いました。
うたたね
可笑しさと寂しさ、「心」を感じさせてくれる
句を選んでみました。
さるた
19番 戸惑い、淋しさ、自信、甘え、現代の人類の最大公約数を見事に表して戴きました。
えいら
みなさん力作ばかりで、観賞する楽しみをたっぷり味わさせていただきました。 3句の選句に悩みました。
次回は5句選択ぐらいにしていただきたいと思います。
このような企画、本当に嬉しいです。 ぜひ継続していただきたくお願いします。
三日坊主
特選波凪いで別れの手紙出しづらい
入選1 わしゃ何でここに居るかと雲に訊き
入選2 好きなんて言うなよ俺は渡り鳥
映像がなくても普遍的に人生の機微を付いていて、誰にでも共感できるを、選句の基準にしました。入選2句目は「好きだなんて」をちょっと削除させていただきました。
選句の難しさを知る初めての機会でした。
浪越靖政
特選春よ来い翼が凍るその前に
入選1 泳ごうか飛ぼうか僕の未来まで
入選2 潮風に火薬の香り混じる朝
<特選>春を待つ熱い想いが伝わります。いい恋に出会えますように。
<入選1>写真のイメージにぴったり。夢はすぐそこ。
<入選2>海の向こうでまだ続く戦争。
青塚伸子

特選NO16小手先の言葉の羅列か己が詩紺碧の海よ迷ぞ深く
入選1 NO27 雪に立つ海鳥潮に春を訊く
入選2 NO42 防波堤ウミネコ招く薄化粧
NO27春を待っているのは人間だけでなく海鳥だって同じ事、春が待ち遠しいです。NO16紺碧の海が迷いを解決してくれるのか?人間とは迷いの多いものです。NO42 なんとなくいい感じ薄化粧が。

木部つや子
特選18  わしゃ何でここに居るかと雲に訊き
入選1 49  ジョナサンを覚えてますか わたしです
入選2 02  忘れたわ昔人間だったこと
写真のカモメがそう言っていると、面白いかもって思いました。
うりこ姫
特選77・見ぬふりをしたまま空に飛び立とう
入選1 78・泳ごうか飛ぼうか僕の未来まで
入選2 79・空も海もコントラストは無限大
なんと穏やかな景色なんだろう!見ているだけで心洗われます。
そんな心を詠んだ句を選びました。
加藤 鰹
やはり皆さん視点は中央の「カモメ」に行くようだ。
カモメを擬人化して、そこに「気持ち」を置き換えて秀句が生まれる。いい句がたくさんありましたね。
ひみこ
特選18 わしゃ何でここに居るかと雲に訊き
入選1 26 ひとり旅あたたかい風しりました
入選2 27 雪に立つ海鳥潮に春を訊く
18 こういう質問はやはり雲にすべきです。太陽や月に聞いてはいけません。
26 冷たさ、あたたかさに対してひとりで旅する時敏感になります。あたたかい
   風ををしったことは、それを受け入れる感性が優れていたのですね。
27 私の心境でもあります
けにゃあっぴ
★イラク復興を祈っての選です。
巻坊
題詠会なので(?)テーマからかけ離れていなく、かつテーマの画像が無くても、単独で句として成立するという観点で選びました。
館長
24番特選句、海という、例えば母やふるさと、などある意味で善的なイメージを壊した、「きれいごと並べて」というフレーズが、更に海の負のイメージをも含めて大きく、存在感のあるものへと表現していると思った。
入選1、 76の句、「秘密のボタン」とは、自分か、ある特定の人しか知らない存在を「外す」という行為に、やはり特別な思いを感じた。「私は鳥」のイメージが膨らんでくる。
入選2、78の句、まだまだ未熟な自分と共感するところがあった。さて、「未来」までどうやって行こうか(笑)。

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