「母の固定された足を見て<コソボに寄せて>」・セイミー

骸は 大地に 印のように 埋め込まれている 赤いセーターが ルビーをまねて眠る こころが裂ける前に むなぐらを裂かれた かたわらに座り込む青年は 小さくなってつぶやいた 「母は旅に出たのさ」 つい1キロ先のフリーマーケットが 母の死に場所だった がらくたのように投げ捨てられ 記憶の中に飽和され ついにぼくの死をおおまたぎにする <一刻も早く争いが治まることを願っています>


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