「きれいなみずをきる」・ゆみ

わたしのなかのなかのわたし

むいてもむいてもそのなかのわたし

はかないはかなしい
ときのすみかにはじめてのじゅうにんだった
あのきれいなみずに
わたしはかえるところをおもうこころを

あがいてもあがいても
うめつくすことのできないなんおくこうねんの
うしなわれたひかりに
わたしはかえるところをうしなうこころを

すでに、よって、あらかじめ、もたらされていたのだ

わたしのなかのなかのわたし
その、そんざいといえないはかなさのなかに
すべてのなぞがやどっている


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詩の投稿作品・1998年後半


詩の投稿作品


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