「金木犀が匂う道」・真田義子

秋の日の夕暮れ、
金木犀が匂うこの道を
恋人たちが,笑いながら、私を追い越していきます。
この道を 私は今一人で歩いています。
振り向けば、あなたが手を上げて、
走ってきそうなこの道、
黙ってあなたと手をつないで歩いたこの道
照れながら話す あなたとの思いでの道
さよならの言葉に揺れたこの道
金木犀が匂うこの道
楽しかった小さな思いでを胸に
私は今は一人で歩く
金木犀の匂う道です


●作者へのご感想はこちらへ●


詩の投稿作品・1998年後半


詩の投稿作品


目次へ戻る