命のかけら

花田宏子


空からふるのは空のかけら
私もひとつの命のかけら
ひとひらの雪が
こんなにてのひらにあたたかいのも
かけらと
かけらだから
てのひらでとけるものと
ほほをつたうものと
空のかけらと
命のかけらは
ひとしずくづつ
とけあった
はかなさ とは
こんなことをいうのかと
命のかけらが
またひとしずく
こぼれた


詩の投稿作品・1997年


詩の投稿作品


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