「生きるということ」・滝野澤紀穂子

今日
見知らぬ方から
手紙をいただきました

二年前にうかがったあなたのお話を
ずっと考え続けてまいりました
突然ですが
私の働いている施設でもお話いただければ
うれしいのですが
心をこめて
時間をかけて
ひたむきに
生きるあなた

車椅子の位置から
あなたに見えているもの
車椅子の速度で
あなたが感じているもの
それは
競争社会の
現代人が
求めて走る価値観とは
異質なものでしょうが

私達が
ずっと以前に
忘れてしまった
生きるということの
本当の意味を
教えてくれているような
気がします


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