「独り言」・こうせつ



白紙の君を眺めながら

何か言ってるよ  まだ

書いてくれないの  僕は

タバコ一本取り出して

考えこんで  時計をみてる


まだ  書けないや

何かこう  どうしよう

こうでもない  ああでもない

時だけが  いたずらに

微笑んでる


白紙の君は  いつも純粋

なにも  染まらず  ただ

黙っている  沈黙の時

その時が僕と共鳴しあう

ほんの一瞬君が話し始めた


君が話すと  止まらない

僕に  書いてってせがむ

子供の様に  綺麗な君が

僕の心を覗き始めた

頑張れよって


書き始めると  君は僕を

困らすんです  困った僕に

悪戯な笑みを浮かべ

こんなんで言いのって聞く

君に独り言を話し始めた


●作者へのご感想はこちらへ●


詩の投稿作品・1998年前半


詩の投稿作品


目次へ戻る