「僕が見た風景」・こうせつ

海の臭いがする  この町
さかな釣りするおじさん達
お空ではとんびが雲と遊んで
僕を見てる  岸壁に腰下ろし
遠くの船を眺めては
釣れないねって独り言
魚の姿見えるのに  竿の先眺め
ながら また呟く  つれないね

地元のおばさん釣りしてた
小舟が浮かぶ湾の中  隣で
僕も竿垂らす  大きな船が入り江
に入って邪魔をする  逃げる
魚を眼で追う  しばらくすると
にっこり笑顔のおばさん釣れたよ
僕は魚に嫌われ者ここでもまた呟く
釣り止めようかな

時間だけが虚しく過ぎていく
潮が回る  回る  魚が飛び込んで
来た  入れ食い  この僅かな時だけの
為待った 竿垂らせば釣れる餌が間に合わない
僕は眼が回る  回るぐらい投げ込む
大漁だ  大漁だ  感激のひととき
来て良かった  魚の気持ちになって
今度は釣りに行こう


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詩の投稿作品・1998年前半


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