現時点で所有しているソフトは、「セガGT2002」、「ラリースポーツチャレンジ」、「メタルダンジョン」、「ヘイロー」、「御伽」、「プロジェクトゴッサム」の6本です(購入順)。面白かった順番で並べると、「プロジェクトゴッサム」「セガGT2002」「御伽」「ラリースポーツチャレンジ」「ヘイロー」「メタルダンジョン」となります。半分をレーシングゲームが占めているのは、私がレース好きだからということもありますが、一般に XBOX はレーシングゲームの質が高いと評されているようです。買うときはいつもアマゾンのレビューアーのコメントを参考にしていて、評判のよいものを選んで購入しています。
面白くなかった順番で紹介していくことにします。私が「つまらないゲーム第一位」に選んだソフトは「メタルダンジョン」というロープレですが、これはコメントを見ずに買ってしまったソフトです。シナリオのないロープレです。勘違いしないでほしいのですが、決して、筋書きのないドラマではありません。このゲームには、ドラマ性の、かけらも見当たりません。ゲームが始まるとベースキャンプという部屋に画面が切り替わります。パーティには誰もいません。いったいこのベースキャンプを眺めているのは誰なのでしょうか(神?)。まあそれはいいとして、最初にプレーヤー(であって、ゲーム中の誰かではない)がしなければならないのはキャラクタの作成です。名前、性別、職業、顔や体形などを決定しますが、畢竟、それだけです。性格というパラメータはありません。よって、これらのキャラクタには、バイオとメタルが融合したウェポニックモンスター以上にメタリックなものを感じます(もともとサイボーグという設定ですが)。キャラクタを数人作成し、パーティを組んだら、はい、あとは最後のボスまで行ってください。
これは、私がこれ以上書くのが面倒になったので、途中で書くのを投げ出したということではありません。「ウィザードリィを想像してみてください。」としか書けないのです。キャラクタも無個性ですが、ゲームシステムも無個性です。もう少し何かできなかったのかと言いたくなるほどです。ゲームシステムについてはウィザードリィを踏襲して(悪く言えばパクって)いると言っても過言ではないと思います。
一応ゲームの背景を説明すると、アランサスという世界でウェポニックモンスターを駆使した戦争が起こっていて、それでギアメル王国(メタルギアの変形語?)が魔神と呼ばれる妖魔を捕獲してウェポニックモンスターに改造しようとしたのだけど、その途中で覚醒しかけちゃって(ライダー?)、それで同じ施設にいるほかのウェポニックモンスターも支配されちゃったということです。この地下十階におわす魔神を倒すことが目的なわけですが、アランサスもギアメルも、ゲームの中では一言も出てきません。外で戦争が起こっているということも、ゲームには何の関係もありません。ゲームを作った後に書いた背景なのではないかとさえ思っています。
ダンジョンは自動生成だし、魔神を倒すと地下百階まで行けるようになるそうなので、ウィザードリィ系のゲームが好きな人は楽しめると思いますが、私はあのゲームで地下一階より先に進んだことがありません。その前に飽きてやめます。ウィザードリィを買って後悔した方は、このゲームは買わないほうがよいと思います。
このゲームに限らず、3Dで描いたキャラクタはなんだか冷たい感じがします。動きも不自然だし、2Dのときよりも人間的でないような気がします。
31 October 2003